PRIVATE KITCHEN ヒソカ ブログ

AppBankが経営する密かなレストラン。料理やワインへのこだわりやヒソカで行われるイベントをご紹介します。

5月のヒソカのワイン会~後半戦の前半~

こんばんは

 

新宿の隠れ家レストランPRIVATE KITCHEN ヒソカのソムリエ柿沼です

 

 

今回はタイトルのとおり5月21日(日)に開催した「ヒソカのワイン会」の振り返り後半戦です

 

 

今回ご紹介する組み合わせは

 

 

豚肉とじゃがいもの辛子味噌炒め×赤ワイン”シラー(シラーズ)”

 

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お肉は肉厚でジューシー!辛子を使った特製の味噌が食欲をそそりますよ

 

 

そしてやっぱりお肉には赤ワインですよね♩

 

そこで今回用意したのが”シラー(シラーズ)”というブドウ品種

 

国によって呼び方が違うので”シラー”と”シラーズ”は同じブドウ品種です(豆情報)

 

シラー(シラーズ)とは

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 骨格はしっかりしながら、滑らかなタンニンを持つ上品な味わい。よく「スパイシー」という言葉で表現される、特徴的な黒胡椒の香りは、フランス産のワインで特に強くあらわれる。それに対してオーストラリアやカリフォルニアでは熟した果実味が前面に出るスタイル。フランス産はアルコール度数が控えめことが多いのに対してオーストラリア産、カリフォルニア産ではアルコール度数が高めなものが多い。

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今回のヒソカのワイン会では同じブドウ品種ながら味わいの異なる二つのワインを飲み比べしながらお食事していただきました。

 

ブドウ品種の紹介にあった

 

「スパイシー」さは

辛い料理に寄り添い美味しく食べ合わせてくれました

 

「アルコール度数」の違いは

料理食べる前と後で変化があったようです

 

実際に

食事の前に飲み比べていただいたときはアルコール度数(参考15度)が

「高い」ワインの方が人気がありました。

 

実際に食事に合わせて飲み比べていただくとアルコール度数(参考12.5度)が

「低い」ワインの方が人気がありました。

 

 

 

なぜでしょう????

 

 

 それは

 

 

赤ワインとは

アルコール度数が高いほうが「甘く」感じアルコール度数が低いほうが「甘さは控えめ」に感じるからなのです

 

 

 

 

それはなぜなのか?

 

普通ワインとはアルコール度数が低いほうが甘いものなんです

 

これは

ブドウの糖分がアルコールに変わりワインになるという理由からで、アルコールの度数が低いとはワインの中に糖分が多く残っているからということ

 

 

だから甘い

 

 

といってもこれは白ワイン、スパークリングワインの話なんです

(ごく稀に赤ワインにも存在しますが、、)

 

 

 けれど

 

 

 

赤ワインは逆なんです

 

 

 

赤ワインはアルコール度数15度以下になるよう(ワイン造りの定義的なもの)に最初から調整して作ります

 

そして

 

赤ワインは糖分を全てアルコールに変えます

 

この製造過程の理由から赤ワインは「甘口」「辛口」という表現は基本しないんです

 

 

その代わりにブドウの凝縮感をあらわす

 

「ボディ」

 

という表現を使います

 

「フルボディ」→「ミディアムボディ」→「ライトボディ」

 

という順番でブドウの凝縮感みたいなものは薄く感じられていきます

 

もちろんそれぞれの良さがありますが

 

「渋くて重い赤ワイン」が好きという方が好むのはほとんどといっていいくらい「フルボディ」のワインです(豆情報)

 

これらの違いは主にブドウ品種の違いからくることが多いです

 

が、

 

今回のヒソカのワイン会で実際に飲み比べたのは同じブドウ品種の”シラー(シラーズ)”を使ったワイン

 

なぜ度数が違うのか?

 

なぜ味わいが違うのか?

 

それは

 

理由を知ると簡単♪

 

アルコール度数が低いのはブドウ果汁以外の水分が多くワインに含まれているからです

 

 

と言われてみると余計な水分が多いとブドウの味って薄まってしまいそうな感じしませんか?

 

そうなると人の舌はブドウの果汁がより濃くつまっている、アルコール度数が高い赤ワインの方を「甘い」と感じるのです

 

 

 

 

さて、今回のワイン会では

 

辛い料理にアルコール度数の違う二つのワインを飲み比べながら合わせてもらいました

 

その結果は前述したように

 

食事の前に飲み比べていただいたときはアルコール度数の「高い」ワインの方が人気があり、実際に食事に合わせて飲み比べていただくとアルコール度数が「低い」ワインの方が人気がありましたね。

 

 

その理由とは?

 

 

私は料理の「辛さ」とワインの「甘み」の差がどんどん開いてしまったのが大きな理由かな?と思っています

 

方向としては逆の感覚の「辛さ」と「甘さ」

 

この感覚の間隔が

 

近いほうがお互いを引き立てあい

 

離れてしまうとお互いが個性を主張しあう(けんかしてしまう)

 

関係になってしまうのかなと

 

もちろん一概には言えませんけどね・・・

 

 

とはいえ

 

今回のワイン会の検証で「フルボディ」で「スパイシー」で「アルコール度数が低め(参考12.5度)」の赤ワインは辛い料理に合いやすいのかもしれません!

 

 

そして

 

実際に味わっていただくのがご自身の感覚で違いを知ることが出来て、面白いと思います

 

 

実際のヒソカのワイン会では小難しいワインのウンチクをお伝えする場ではなく

 

 

「気軽にワインから食事の楽しみ方を知る」体験をしていただく会を開催していますのでお気軽にご参加お待ちしています

 

最後に

 

今回のワインの情報はコチラから

 

アルコール度数高め

ハンドクラフト プティ・シラー|ワインのあるライフスタイル もっと!ワイン

 

アルコール度数低め

カーヴ・ド・タン シラー IGP|ワインのあるライフスタイル もっと!ワイン

 

 

 

 

長くなってしまいましたのでメインとの組み合わせはまた明日にします。。

 

 

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました! m(_ _)m

 

 

 

 

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最後に次回のワイン会の告知です

 

 

 

 

 

 

次回のテーマは

 

 

「新ワイン大国’中国’のワインとモダン中華料理」

 

今回はモダンな仕立てにした中華料理のコース仕立てをご用意させていただきます。

 

 

新しい「食」と「ワイン」の出会いの会をご用意しますので、皆様のご参加

心よりお待ち申し上げます!!!

 

ご応募はこちらからお願いいたします→

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ヒソカのHPはこちら

www.hisoka.tokyo

 

 

 

 また次回もよろしくお願いいたします。